皆さんこんにちは
有限会社青木農園緑販の更新担当の中西です。
〜育てる仕事を未来へ〜
樹木生産卸業は、苗木や庭木、緑化樹木を育て、造園会社、外構業者、公共工事、住宅、商業施設、街路、公園などへ供給する仕事です🌳
樹木は、植えたその日から価値が完成するわけではありません。生産者が何年もかけて育て、剪定し、病害虫を防ぎ、出荷できる状態に整えることで、ようやく現場で使える樹木になります。
しかし、この大切な仕事を支える現場では、人材不足と技術継承が大きな課題となっています。
目次
樹木生産の現場では、土づくり、植え付け、剪定、除草、灌水、施肥、病害虫管理、掘り取り、根巻き、積み込み、出荷など、さまざまな作業があります。
屋外作業が中心になるため、夏の暑さ、冬の寒さ、雨風の影響を受けます。樹木の移動や掘り取り、根鉢づくりなどでは体力も必要です。
一方で、体力だけでできる仕事ではありません。
樹種ごとの特徴、成長の仕方、剪定時期、病害虫の見分け方、出荷に適した状態、植え付け後の管理まで、幅広い知識が必要です🔍
つまり、樹木生産卸業は「自然を相手にする技術職」なのです。
樹木生産卸業では、若い人材がなかなか集まりにくいという課題があります。
「外仕事で大変そう」
「夏が暑そう」
「収入が安定しにくそう」
「専門知識が難しそう」
「どんな仕事か分かりにくい」
このようなイメージを持たれることがあります😥
しかし、樹木生産には大きな魅力があります。
自分が育てた木が庭や街に植えられる。
何年もかけて美しい樹形を作る。
季節の変化を感じながら働ける。
自然と関わる仕事ができる。
地域の景観や環境づくりに貢献できる。
こうした魅力をもっと発信することが、人材確保には重要です📣
樹木生産では、ベテランの経験が非常に重要です。
同じ樹種でも、土壌、日当たり、水はけ、風の当たり方によって育ち方は変わります。剪定のタイミングを間違えると樹形が乱れたり、花付きが悪くなったりすることもあります。
病害虫も、初期の小さな変化に気づけるかどうかが大切です。葉の色、枝の先端、幹の状態、根元の変化などを見て、早めに対応できるかが品質を左右します。
ベテランは、樹木の状態を見て判断します。
「この木は水が足りていない」
「この枝は今切らない方がいい」
「この葉の変色は病気の前兆かもしれない」
「この木はもう少し育ててから出荷した方がいい」
こうした判断は、長年の経験から身につくものです😊
樹木生産の技術は、マニュアルだけでは伝えきれない部分があります。樹木は一つひとつ状態が違うため、現場で見て、触れて、考える経験が必要です。
しかし、「見て覚える」だけでは若手が育つまでに時間がかかります。今の時代には、技術を分かりやすく伝える工夫が必要です。
剪定前後の写真を残す。
樹種ごとの管理ポイントをまとめる。
病害虫の発生事例を共有する。
出荷基準を写真付きで示す。
作業手順を動画で記録する。
このように、経験を見える化することで、若手が学びやすくなります✨
樹木生産は、季節によって作業内容が変わります。
春は芽吹きや植え付け、病害虫の確認。
夏は灌水、除草、暑さ対策。
秋は出荷準備や剪定。
冬は落葉樹の移植、根巻き、整枝など。
季節ごとの作業を理解するには、1年を通して現場を経験する必要があります。さらに、樹種によって適期が異なるため、覚えることは多くあります。
若手が成長するには、短期的な教育だけでなく、数年単位で育てる視点が必要です🌱
人材不足を解決するためには、採用だけでなく定着も重要です。
屋外作業が多い業種だからこそ、熱中症対策、防寒対策、休憩環境、作業機械の導入、無理のない作業計画が必要です。体力に頼りすぎる働き方では、若い人材も長く続きにくくなります。
また、成長の道筋を示すことも大切です。
苗木管理ができるようになる。
剪定を任せられるようになる。
出荷判断ができるようになる。
取引先対応ができるようになる。
仕入れや販売計画に関われるようになる。
このようにキャリアが見えると、仕事への意欲も高まります😊
樹木生産卸業における人材不足と技術継承は、業界の未来に関わる大きな課題です。
樹木を育てる仕事には、体力、知識、観察力、経験が必要です。ベテランの技術を若手へ伝え、働きやすい環境を整え、仕事の魅力を発信することが求められます。
樹木生産卸業は、緑のある暮らしや街づくりを支える仕事です🌳✨
その価値ある仕事を次世代へつなぐために、人材育成と技術継承に取り組むことが大切なのです。